わたしたちのプロジェクトは農薬を使用しない農業からスタートしました。農薬を使用しない米作りでは堆肥、除草の部分で試行錯誤しましたが、微生物農法と出会い、実現に近づいていきました。
1994年、無農薬を目指す農家25名で「比内酵素研究会」を発足し、こだわりの米の販売を開始しました。
当時はなかなか販売が上手く行かず、大変苦労をしてきました。そんな時に減反政策もあって、一部の農地では米以外の作物に切り替えることになりました。
そこで栽培したのが大豆でしたが、大豆も農産物として販売することに苦戦。悩んだ末に食品加工の道に進むことを決意。農薬を使用しない作物を加工食品として多くの方に届けることを目指すことにしました。
2011年に6次産業の認定を受けることができ、大豆加工品の製造を始めました。大豆を選んだ理由としては、次のようなものがありました。
1. 大豆は国産が10%以下だったこと2. 外国産の大豆は遺伝子組み換えが80%以上と聞いてたこと3. 世界的に需要が増え在庫が少なく価格が急上昇したこと4. 世界的な異常気象による供給不安があること5. 日本の食文化を支える農産物であること
食の基本は「一物全体」であり、皮なども含めて全てを食すことを大切にしたいと考えております。ですからわたしたちの商品開発では、できる限り米ぬかやおからといった部分を廃棄せずに商品化することに挑戦してきました。
一物全体を大切にする商品開発を目指す中で、髙橋慶太郎先生と出会い、発酵・熟成技術を活用した一物全体に近い商品開発ができるようになりました。
今後もこのような食品作りに取り組み、食を通じて多くの方が健康的な生活を送れるよう、貢献することを目指していきます。
●きりたんぽ関連商品
わたしたちの商品のうち、地元秋田県大館市の郷土食きりたんぽについては、有限会社秋田比内食品で製造・販売しております。
●その他の商品
甘酒や玄米みるく、玄米ジュレ等の商品は、有限会社ナチュラルファーマーズで製造・販売しております。
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